女性にとって、
子育てと仕事を両立させる環境はとても大切なことである。
仕事からどうしても手を離せない時や、重要な会議がある時に子供が熱を出したらどうするべきかということなどのいつおこるか分からない緊急時の対策だけではなく、
母親と常に一緒に過ごすのと変わらない環境を準備し、子供を守っていくことが不可欠である。
直接的はもちろんのこと、仕事をもつ母親にとっての子育ては間接的に愛情を注ぐことがより多いのではないだろうか。
そのための安心感は、子供を預けることのできる家族や信頼できる託児所や保育所を確保することができれば得られるだろう。
とはいえ自分の子どもを家族同然に見守ってくれる人や場所はたくさんあるに越したことはないのである。
夫婦共働きであっても、シングルマザーの子育てであっても、子育てと仕事を両立していくには、こういったネットワークを少しずつ広げていくことも重要な鍵となる。
これらのネットワークは、しっかりと子育ての方針を固めていきながら、積極的に母親が作りあげていきたいものだ。
仕事では職場での人間関係があり、子育てでは子供を中心とした人間関係があり、ワーキングマザーにとって精神的な疲労を与える大きな原因となる。
母親のなかには、子育てを通じて世界が広がったと言う人も少なくないだろう。家庭ないしは仕事中心の毎日だったのが子供中心となり、目新しい出会いを通して自分自身も成長していく。
子育てするまで苦手意識のあった休日の遠出や他人との会話も、知らないうちに楽しみに変わっていくこともあるだろう。
とりあえず身近なところからコミュニケーションをとり、地域の情報や支援にも少しずつ頼りながら、子育てと仕事の両立のためにがんばりたいものだ。